日本征服を狙う西洋の妖怪ドン・ベアード。その本拠地にすべく、鬼界ヶ島へと乗り込んでくる。そして、ドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男、そして魔女を家来に、この島の頂上に城を築こうとする。また、島民たちは全員妖術によって、城建設の強制労働を強いられる。そんな中、ただ一人、アキオだけは島を脱出することに成功する。助けを求め、都会へとやってくるが、誰も信じてはくれず、話を聞いてくれたのは鬼太郎だけだった。得体の知れない西洋妖怪を相手に一緒に戦ってくれるのは、砂かけ婆、子泣き爺、一反もめん、ぬりかべ、ネコ娘、そして目玉親父。ねすみ男が加わるものの、アキオが報酬にと持ってきた砂金に目がくらんだからだった。鬼太郎たちが島に着くと、それを待ち構えていた魔女やドラキュラたちの手荒な出迎えを受け、鬼太郎たちにも家来になれと迫る。これを断ると双方入り乱れての大乱闘となる。鬼太郎は仲間たちとともに次々と西洋妖怪を打ち倒し、遂にベアードが姿を現す。そんな中、ねずみ男の裏切りで窮地に立つ鬼太郎であったが、仲間たちの助けで、ベアードを徐々に追い詰めていく。そんな時、突如、巨大な竜巻が巻き起こる。ベアードたちを倒すには、この竜巻を利用するしかないと鬼太郎と一反もめんは、自らの命を賭して、竜巻へと向かう。追うベアードたち。この超常現象は、ハレー彗星が現れる76年ごとに起こっていたものだった。竜巻に呑み込まれる鬼太郎とベアードたち。やがて、水柱から脱出してきたのは、鬼太郎と一反もめんの二人だけだった。かくして、鬼太郎たちは西洋妖怪たちを見事打ち負かしたのであった。
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