三代目山王会城田組副組長・仁笠剛(小沢仁志)は、大日本昭和会との抗争により13年の刑に服した。出所した仁笠を待っていたのは、城田組直参となり若頭補佐にまで成長した高嶋誠司(中野英雄)の姿であった。服役中の親分・佐崎に代わり、その兄弟分・仁笠にひたすら尽くす高嶋。そんな矢先、縄張り争いを続けてきた中京浅田会と大瀬戸一家の間で抗争が勃発。城田組幹部らは、この機に乗じて勢力の拡大を主張するが、この時、山王会は熾烈な跡目争いの最中であり、仁笠は他団体との抗争は避けるべきと考えた。仁笠の予感は的中し、この後、史上最大の抗争の火蓋が切って落とされ、日本全国が戦場と化した。そして名古屋でも、幾つもの銃口が火を噴き、無数の刃が肉を切り刻む殺戮の応酬が繰り広げられることとなるのである・・・・
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