「神様、この一日だけは完璧な一日にさせてください」結婚式という人生の一大イベントに新婦の美鶴(ミツ)は並々ならぬ想いを掛けていた。しかし、結婚式当日、彼女は激怒していた。彼女の前には、ぐちゃぐちゃに潰れたブーケ。平謝りする兄嫁と号泣している姪。彼女が花言葉から念入りに調べて作り上げたこだわりの白のブーケが、ぐちゃぐちゃに壊されてしまったのだ。そこへ友人のあんなから、携帯に連絡が入る。友人代表としてスピーチもお願いしていたあんながまさかの欠席。おまけに、いるはずの父親がさっきから見当たらない。爆発寸前の美鶴のカラフルな一日がここから始まっていくが…。
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