赤い髪に188cmの長身の見るからにツッパリの桜木花道。そんな容姿とは裏腹に、登下校を好きな女の子と一緒にするのが夢という純情な男。そして、中学3年間で50人もの女の子にフラれ続け、高校に入学しても立ち直れないでいた。そんな花道の背の高さと身体能力からバスケットボール部の主将の妹・赤木晴子からバスケット部への入部を奨められる。晴子に一目惚れした花道は早速入部し、全くの初心者ながらも持ち前のパワーと驚異的な運動能力でメキメキと上達していく。そんな中、県下ベスト8常連校である武園バスケ部との練習試合に出掛けた際、花道は50人目にフラれた女の子・島村葉子と偶然再会する。葉子は武園のエース小田に想いを寄せていたのだった。花道が不純な動機からバスケを始めたことを侮辱する小田。怒りに燃える花道は、バスケットマンの意地をかけて小田を倒すことを決意する。試合開始。武園の派手で目立つプレーに翻弄され、湘北は実力を発揮できずにいた。とりわけ花道は小田に振り回され、無様なプレーしかできない。もう体力の限界に達した時、花道の脳裡に晴子の声が届く、「桜木君、ガンバッテ!」。とたんに動きの良くなった花道の奮闘に湘北ナインの動きも変わる。そして武園もにわかに熱くなってくる。残り時間あと10分。湘北は武園に追いつき、追い越せるのか…。
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